WEAVING — MURATA 1945
CONCEPT C / 提案デモ
MURATA.
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ONE TAG, ONE LIFE — 一枚のタグの一生

服には、一生付いてまわる一枚がある。

織ネーム。下げ札。ICタグ。
生まれた工場を知っていて、素材を知っていて、これからは「履歴」まで持ち歩く——その一枚を、京都で81年間刷り続けてきた会社の話をします。

EST. 1945 KYOTO4 COUNTRIES1.8B PCS / YRDPP READY
SCROLL — タグの一生を辿る10章 / 約3分
TAG
織ネーム
PRINTED TODAY — 本日の生産(推計)
0
● 57 PCS/SEC — 4 PLANTS OPERATING
01 / 09ORIGIN — 1945.9
1945年 九月

戦争が終わった、翌月。
京都で、印刷が始まった。

御社は「SINCE 1961」と名乗っておられます。けれど社史の最初の一行は——「昭和二十年九月、印刷デザイン企画業創立」。タグの一生は、焼け跡から始まっています。16年ぶんの歴史が、名乗りから消えています。

02 / 09SCALE — 誰も足していない数字

81年間、この数字を
一度も足していない。

工場の生産能力は、それぞれ別のページに、別々に書かれている。合算した資料は、どこにも存在しない。

MURATA GROUP — PRODUCTION CAPACITY
0PCS / MONTH4工場の月産合計
0PCS / YEAR日本人ひとりあたり年15枚
0COUNTRIES京都・中国・ベトナム・カンボジア
0FOUNDED終戦の翌月、京都で創立

※ 現行サイト各工場ページの月産能力を合算(カンボジアは非公開のため除外=保守計上)。上海の洗濯ネームは別工程の可能性があり要確認。
※ 1961年8月、村田精版印刷株式会社を設立——初代代表取締役に村田八重子が就任。戦後の京都で、女性が代表に立った。

MAGNIFICATION
×1.0
03-1 / 服

あなたが今日、着ている服。

誰がデザインしたかは、表に書いてある。

03-2 / タグ

その内側に、必ず一枚ある。

ブランド名。サイズ。素材。原産国。洗い方。この一枚が無い服は、世界に一着も存在しない。

03-3 / 糸

私たちは、ここを作っている。

糸の一本、インクの一滴、箔の一枚まで。誰も見ないところを、81年。

04 / 09END-TO-END — 8 PROCESSES

企画から、刷って、
縫製ラインに届くまで

副資材は「買う」ものではなく「作る」もの。デザイナーが引いた線を、版にして、インクに変えて、糸に織り込む。その全工程を、一社で持っている。

05 / 09PLANTS — 自社工場

日本で決めて、
アジアで刷る

商社ではない。自社の印刷機が、4カ国にある。中国依存を続けるか、脱中国へ舵を切るか——どちらの答えにも、すでに工場がある。

MURATA NETWORK — 4 PLANTS / WGS-84
SCALE 1:∞ — NOT TO SCALE
06 / 09CLIENTS — 主要取引先

名前は出ない。
けれど、ここに在る。

あなたのクローゼットに、私たちが刷ったものが、おそらくもう入っている。

07 / 09THE SCAN

2027年、この一枚が
パスポートになる。

EUのデジタル製品パスポート(DPP)。服に「履歴」の同梱が求められる時代へ。
そのままスクロールしてください。タグをスキャンします。

タグ
STANDBY — スクロールでスキャン開始
DIGITAL PRODUCT PASSPORTMU-DPP-2027-0001
PASSPORT ISSUED ✓

コットン ポロシャツ

GTIN 4529881003 / ISSUER: MURATA CO., LTD.
VERIFIED · MURATA · KYOTO · SINCE 1945 · DPP
08 / 09THE CLOCK — 規制は動いている

「そのうち」の話では、
もう、ない。

EUの日程は、すでに官報に載っている。この領域を自社サイトで語っている国内の副資材メーカーは、調べたかぎり一社もない。ムラタが最初に名乗れる。

0DAYS
0HOURS
0MIN
0SEC
2026.07ESPR — 施行済

売れ残り衣料・靴の廃棄が禁止(EU大企業から)。「捨てられない」時代に入った。

2027DPP — 委任法 採択見込

繊維製品が優先製品群に確定済み。製品固有IDと履歴の同梱が求められる。

NOWMURATA — 準備完了

IDの媒体・素材の情報・自社工場の記録。3つとも、すでに持っている。

01 / CARRIER

IDを載せる媒体

RFID、QR付き下げ札、織ネーム。履歴を持ち歩くのは、結局この一枚。3種類とも自社で刷れる。

■ 自社製造できる
02 / MATERIAL

素材の情報

リサイクル素材、バイオマスペーパー、生分解性フィルム、FSC®認証紙。証明つきで語れる。

■ 認証を保有している
03 / FACTORY

製造工場の記録

京都・中国・ベトナム・カンボジア。自社の工場だから、いつ・どこで・誰が作ったかを書ける。商社には書けない。

■ 4カ国に自社工場がある
09 / 09CLOSED LOOP — そして、また素材へ

タグの一生は、
捨てられて終わらない。

現行サイトのトップに、タイトルの無いYouTubeが1本。中身は「使用済み輸送袋の完全循環リサイクルシステム」——4カ国に自社工場を持つ会社にしか回せない輪が、名前も付けられずに置かれていた。この輪こそ、DPP時代の切り札になる。

  1. 回収:納品先の工場・倉庫から、使用済み輸送袋を回収
  2. 再生:素材に戻す。自社の生産ラインで処理
  3. 再製造:ふたたびパッケージとして刷り、同じ工場へ
  4. 記録:この輪をDPPに書き込む。循環したことが、証明になる
回収再生 再製造記録

服の裏側に、81年。
次の81年は、履歴を刷る。

タグは、服の身分証明書になる。それを刷る会社が、京都に1945年からある。