服の情報は、ムラタが刷る。
織ネーム、下げ札、パッケージ、ICタグ。
服が世界に出るために必要な"情報"のすべてを、京都で設計し、アジア4カ国の自社工場で刷る。表に出るものは、ひとつもない。
80年間、この数字を
一度も足していない。
中国・ベトナム・カンボジア。工場の生産能力は、それぞれ別のページに、別々に書かれている。合算した資料は、どこにも存在しない。
※ 現行サイトの各工場ページに記載された月産能力を合算(カンボジアは非公開のため除外=保守計上)。上海の洗濯ネームは印刷・加工が別工程の可能性があり要確認。
※ 創立は1945年9月(代表者・村田博明)。1961年8月に村田精版印刷株式会社を設立し、初代代表取締役に村田八重子が就任。
日本で決めて、
アジアで刷る。
商社ではない。自社の印刷機が、4カ国にある。中国依存を続けるか、脱中国に舵を切るか——どちらの答えにも、すでに工場がある。
企画から、刷って、
縫製ラインに届くまで。
副資材は「買う」ものではなく「作る」もの。デザイナーが引いた線を、版にして、インクに変えて、糸に織り込む。その全工程を、一社で持っている。
服に付くものは、
だいたい作れる。
名前は出ない。
けれど、ここに在る。
あなたのクローゼットの中に、私たちが刷ったものが、おそらく何枚か入っている。
この服は、どこから来たのか。
タグが答える時代へ。
EUのデジタル製品パスポート(DPP)。2027年、繊維製品に「履歴」の同梱が求められる。素材はどこから来て、どの工場で縫われ、どう捨てられるのか——それを持ち運ぶのは、服に付いた一枚のタグだ。
この領域を自社サイトで語っている国内の副資材メーカーは、調べたかぎり一社もない。
DPP(繊維)委任法の採択見込み 2027年 / EUでは2026年7月から売れ残り衣料の廃棄が禁止(大企業)
IDを載せる媒体
RFID(ICタグ)、QR付き下げ札、織ネーム。履歴を持ち歩くのは、結局この一枚。3種類とも自社で刷れる。
素材の情報
リサイクル素材、バイオマスペーパー、生分解性フィルム、FSC認証紙。何でできているかを、証明つきで語れる。
製造工場の記録
京都・中国・ベトナム・カンボジア。自社の工場だから、いつ・どこで・誰が作ったかを書ける。商社には書けない。